世代を超えて使い続けたい家具。CONDE HOUSE(カンディハウス)~part2~

お店紹介

2020.01.28

南青山に店舗を構える家具店「CONDE HOUSE」。
前回の記事では、CONDE HOUSE創業のストーリーやものづくりのこだわりについてお伝えしました。

<前回の記事はこちらから>
世代を超えて使い続けたい家具。CONDE HOUSE(カンディハウス)~part1~

今回は、そんなCONDE HOUSEの商品に欠かせない著名デザイナーとのつながりや、デザインに対する考えについてお話します。

一流デザイナーとのタッグ

バウハウス・イズムへの共鳴

CONDE HOUSEはより高品質なデザインを生かす家具メーカーとして、世界的に活躍する一流デザイナーとタイアップしイノベーションを発揮し、例えば強度とデザイン性のせめぎ合いを通じ、デザインのレベルアップやものづくりの技術レベルの向上に取り組んできました。

これは創業者である長原氏が、海外研修期間を通じてヨーロッパ各地を巡り歩き、「バウハウス・イズム」に共鳴して、高度な産業社会と豊かな地方文化が複合する都市を自らの目で見てきたためです。そしてこの体験こそが、旭川家具の歩むべき道筋でした。

デザイナーとのタイアップ

一流デザイナーの中には、無印良品のデザインやau携帯インフォバーのデザインなどを手がけた深澤直人氏や2006年にNewsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」に選出された佐藤オオキ氏などがいます。

プロフィール

【深澤直人氏】

1956年山梨県生まれ。1980年多摩美術大学プロダクトデザイン科卒業。1989年渡米しデザインコンサルティング会社IDEO(サンフランシスコ)で8年勤務後帰国、IDEO東京支社を設立。2003年に独立しNaoto Fukasawa Design設立。「MUJI」CDプレーヤー、「±0」加湿器、「au/KDDI」INFOBAR、neonはN.Y.MOMA永久収蔵品に。B&B ITALIA、Driade、Magis、Artemide、Danese、Boffi、Vitraをはじめ、ドイツ、北欧など国内外の大手メーカーとのプロダクトを進行中。iF金賞(ドイツ)、red dot design award、D&AD賞(英国)、IDEA(米国)、毎日デザイン賞、Gマーク金賞、第5回織部賞など受賞歴は50を超える。

【佐藤オオキ氏】

1977年カナダ生まれ。2002年早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修了。nendo東京オフィス設立。2005年nendoミラノオフィス設立。2006年Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」に選出。2012年、世界最年少でデザイン界最高の栄誉と言われるEDIDAデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。2004、2007、2011、2014年にグッドデザイン賞を受賞。など国内外での受賞多数。プロダクトのデザインを手掛けるほか、最近では事業や組織のデザインにも深く関与し、大企業のイノベーションを支援している。バカラ、エルメス、スターバックスなどの数々の一流会社を相手に建築からファッション、インテリアまでその活動は幅広い。米ニューヨーク近代美術館など世界の美術館に作品が収蔵されている。

ここで、お二人がデザインされたチェアーをご紹介します。

【KOTAN 深澤直人氏】

「シンプルだが実はとても難しい構造。掛け心地だけでなく引く、押す、持つ動作がしやすいなどいろいろな意味で完成度が高い」と深澤氏がおっしゃるこちらの商品。
丸棒で作られていて、シンプルですが洗練されたデザインです。脚が細いので空間が広く感じられます。シンプルにすればするほど、強度が課題となりますが、このKOTANはCONDE HOUSEの高い技術でその課題を乗り越え、強度とデザインを併せ持っている商品です。また、裏まで面取りされていて細部のこだわりを感じます。使わない時はスタッキングしておける、その姿も美しいです。(写真右下)

【スプリンター ダイニング アームチェアー 佐藤オオキ氏】

ネーミングの由来でもある「Split(裂ける、割れる)」のデザインモチーフが、リアルに表現されたコレクションです。流れるようなフォルムが特徴のこちらのアームチェアー。背からめくれるように裂けて、脚やアームになるデザインは、大部分が「半円柱」の部材となっていて全体に軽やかな印象を与えます。一本の木が裂けたようなデザインは表現するのがとても難しく、実際は2本の木を使って絶妙に表現されています。
座張と木座に加えてクッション性のある背座一体のシェルタイプも用意されており、腰から背中にかけてのフィット感がたまりません。アームチェアー(木座)は、2014年度グッドデザイン賞を受賞しています。

デザイナーと共に歩む

では、なぜ一流デザイナーがCONDE HOUSEと組みたがるのでしょうか。

それはCONDE HOUSEには、ものづくりの挑戦を重ねることで培われた、手作業とテクノロジーの高度な融合があるからです。工場では、木の板をなでては削る手の横で、最先端加工機が軽やかに舞っています。
そうした挑戦が、世界のデザイナーが「CONDE HOUSEとならできる」と期待する理由になっています。

また、3年に一度、「IFDA(旭川国際家具デザインコンペ)」というコンペを開催しています。世界各地のクリエイターたちが旭川の地に一同に集うことで、旭川家具産地におけるデザイン・マネジメントが展開され、人的交流や商談への発展など経済面において相互関係が深まることになりました。※参考「100年に1人の椅子職人」

コンペでは珍しく、1等は300万円の賞金がもらえるということもあり、アジアを含む世界各国からデザインが集まっているそうです。その中から、これから伸びそうなデザイナーの発掘もおこなっています。

先程紹介した深澤氏は、「家具に限らず、デザインコンペは『通るためのデザイン』をしてしまいがち。生活の中に入るものをつくるのが目的なのに、かつ戦略を考えとしてしまう傾向にある。」としながらも「IFDAの作品が世界に注目されるようになればいいと思う。」と期待を込めています。※参考「100年に1人の椅子職人」

さらにCONDE HOUSEでは、デザインだけを仕事にしていくことが難しい日本で、少しでもデザインで食べていけるようにと、デザインした家具が1個売れたらデザイナーにFeeを支払う「デザインFee」を採用しています。

お客様の付加価値として、日本の家具は素晴らしいなと思ってもらうため、これからはデザイン・高度な技術・機能を切磋琢磨していくことが大切だ、と考えているとのことです。

今回はここまで。part3では、mitaina(ミタイナ)編集部が皆様におすすめしたい!CONDE HOUSEこだわりの商品についてお伝えします。
ぜひご覧ください!

<part3の記事はこちらから>
世代を超えて使い続けたい家具。CONDE HOUSE(カンディハウス)~part3~

参考文献:100年に一人の椅子職人 長原實とカンディハウスのデザイン・スピリッツ(編者:川嶋康男)

『CONDE HOUSE(カンディハウス) 東京ショップ』
HP:https://www.condehouse.co.jp/
ADDRESS:東京都港区南青山5-4-46 内田ビル1・2F
OPEN:AM 11:00-PM 6:30
CLOSE:Wednesday
MAIL:tokyo@condehouse.co.jp

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