田園都市線・半蔵門線エリアの基本情報
【東急田園都市線】
東急田園都市線は、東京都渋谷区の渋谷駅から神奈川県大和市の中央林間駅までを結ぶ東急電鉄が運営する鉄道路線です。「多摩田園都市」の動脈として建設された路線で、1984年4月につきみ野~中央林間間の開通により、渋谷~中央林間間31.5kmが全通しました。かつては渋谷~二子玉川間は、地下鉄「新玉川線」として、渋谷から都心方面は帝都高速度交通営団(現:東京メトロ)が半蔵門線として建設しました。2000年8月6日からは、田園都市線と新玉川線の路線名を統一し、田園都市線としました。また2003年3月19日からは帝都高速度交通営団(現:東京メトロ)半蔵門線・東武伊勢崎線・日光線と相互直通運転が開始され、全長約100kmとなる首都圏ネットワークが誕生しました。列車編成は、急行・準急・各駅停車ともに、大型20m車10両で、最新鋭車両の5000系を投入しています(1)。また、2005年5月9日、東急の路線としては初めて女性専用車が田園都市線に導入されました。平日ダイヤのうち始発から9時30分まで、大井町線直通を除いた上り線(渋谷方面行)の全列車において、渋谷寄りから数えて一番後ろの10号車が女性専用車となります。この設定は半蔵門線押上駅まで継続実施され、9時30分になった時点で取り扱いが終了となります。しかし、ダイヤ乱れなど不測の事態が発生すると、女性専用車の実施そのものを中止することがあります。都心と神奈川を結ぶ路線なので利用者数も多く、渋谷駅を中心に混雑している印象です。しかし、表参道や三軒茶屋、二子玉川など人気の街も多く、住みたい路線としても知られています。
【東京メトロ半蔵門線】
東京メトロ半蔵門線は、東京都渋谷区の渋谷駅から墨田区の押上駅までを結ぶ、東京地下鉄(東京メトロ)の鉄道路線です。2020年(令和2年)度の最混雑区間(A線、渋谷 → 表参道間)の混雑率は111%でした(2)。直通先の東急田園都市線から乗り入れる乗客が多いですが、渋谷駅は乗車人員よりも降車人員が多く、混雑率は東急田園都市線内よりやや低い170%程度で推移しています。一方で、渋谷駅や東急田園都市線内には、本数を増発する余地がないことから、この数値はここ20年あまり横ばいとなっています。2013年3月16日に東急東横線渋谷駅が地下化されると、それまで銀座線に直接乗り換えていた利用者の一部が半蔵門線に乗り換え、同一ホームで乗り換えられる表参道駅で銀座線に乗り換えるようになり、2013年度の最混雑区間の混雑率は175%に悪化してしまいました。混雑している印象が強い路線ですが、大手町や九段下、青山一丁目などのビジネス街を通り、綺麗に整備されている街が多いのが特徴にもなっています。
【参考】
(1)https://www.tokyu.co.jp/railway/data/train_line/dt.html
(2) “最混雑区間における混雑率(令和2年度) (PDF)” (日本語). 国土交通省. p. 3 (2021年7月9日). 2021年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。
田園都市線・半蔵門線エリアの沿線、商業施設情報
【押上】
東京スカイツリー/東京ソラマチ/大横川親水公園/河津桜/隅田川
【大手町】
日本経済新聞社東京本社ビル/サンケイビル/日本政策投資銀行/KDDI大手町ビル/三井物産本社/大手町タワー/パレスホテル東京/気象庁/東京消防庁/皇居
【表参道】
表参道ヒルズ/明治通り/骨董通り/青山学院大学/ラフォーレ原宿/根津美術館
【三越前】
三越 日本橋本店/COREDO室町/三井本館/アートアクアリウム美術館
【二子玉川】
玉川高島屋S.C/二子玉川ライズ/多摩川河川敷/二子玉川公園
※更新日:2021年8月25日