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憧れのタワーマンションに潜む罠?メリット・デメリットを把握して後悔のない高級マンション選びを!

中古マンション・不動産

2022.02.05

タワーマンションと聞いて、何を思い浮かべますか?

都内人気エリアでもひときわ存在感を放つタワーマンション。豪華な外装、設備、景観。

遠くに見えるタワーマンションを見上げながら、そこでの暮らしを想像し、憧れを抱いたことのある方は少なくないはず。

一方で、せっかく高級マンションを購入するのであれば、後悔のない物件選びがしたいともお考えではないですか?

この記事では、タワーマンションなどの高級マンションに住むことを決めている/将来的に検討している方に向けて、タワーマンションに潜むデメリットやリスクについてご紹介します。メリットとデメリットをきちんと把握したうえで、理想のマイホームを手に入れていただければと思います!

タワーマンションのデメリットとリスクとは?

タワーマンションのデメリットやリスクのうち、まずは住環境にまつわるものについて紹介します。実際にタワーマンションに住んだことのある方の意見も参考にしているので、タワーマンションの生活について、よりイメージを持っていただけると思います。

住環境に伴うタワーマンションの11のデメリットとリスク

1. 騒音や匂いトラブルが起きやすい

高級マンションは遮音性が高いというイメージをお持ちの方には意外に感じられるかもしれません。タワーマンションは縦に長い構造が多く、そのために軽量化が重視されます。よって遮音性の高い鉄筋コンクリートよりも遮音性の低い、より軽い素材を用いることが多いため、音が漏れやすいといわれています。

また、タワーマンションは内廊下式であることがほとんどですので、匂いが館内にこもりやすくなることがしばしばあります。

近隣住民の生活音、匂いに神経質な方は、タワーマンション入居前の内覧時などによく確認をしておいた方がよいかもしれません。

2. 通勤時間帯はエレベーターが混雑しやすい

タワーマンションのデメリットとして、有名なものは時間帯によるエレベーターの混雑です。

通勤時間帯のエレベーターは混雑しやすく、なかなかマンションを出ることができないという問題もしばしば起こります。タワーマンションはそもそも階段が使えないところも多く、高層階、低層階に関わらず混雑に巻き込まれる可能性があります。

駅近などの立地の良いことが多いタワーマンションですが、肝心の家から出るために要する時間がかかってしまう可能性があることは、念頭に入れておいた方がよいでしょう。

3. 憧れの共用施設も混雑具合によっては利用しづらい

こちらも人の混雑にちなんだお話ですが、タワーマンションの売りの一つである豪華な共用施設は予約が殺到しやすく、利用しづらいケースが多々あるということです。

先述の通り、数百から数千の住民を抱えるタワーマンションですので、共用施設の利用を考えている人達は自分以外にも数多くいるということです。

入居前に、利用を考えている共用施設のキャパシティーや、使用状況を把握しておきましょう。そうすることで、特に共用施設の利用をタワーマンション選びにおける重要観点とする方は、後悔しないタワマンライフの第一歩を踏み出せるでしょう。

4. ネット回線が弱くなりやすい

またまた人の混雑にまつわるお話です。タワーマンションのネット回線は、大多数の人が利用することで、通信速度が落ちやすいという特徴があります。

そもそもタワーマンションは、無料のインターネット回線が完備されているケースがほとんどです。共用設備として回線がある故に、利用混雑が起きる時間帯にはネット回線が弱くなりやすいというリスクがタワーマンションにはあります。

特に今は、コロナ下でリモートワークが主流になってきたということもあり、自宅のネット回線を重要視する方は多くいることでしょう。必要に応じて、無制限ポケットWifiの利用などを検討するのがおすすめです。

5. エントランスの外に出るまで時間がかかってしまう

先述したエレベーターの混雑についてのお話もそうですが、タワーマンションに住んでいると、外出することが面倒になりやすいというデメリットがあります。

充実した居住空間や共用施設に加え、正面玄関から部屋までの所要時間の長さなど、タワーマンションには外出を面倒にさせる要素が数多く存在しているといっていいでしょう。

6. 宅配時間がかかる

タワーマンションは、正面玄関から部屋までの所要時間が長いことが多いため、宅配の際に時間がかかって不便であるという声を耳にします。

宅配業者がインターホンを押してから、部屋に到着するまで5~10分ほど時間かかる場合も珍しくなく、その時間を煩わしく思う方もいるようです。また、不在時には宅配BOXを利用しますが、宅配BOXから、部屋まで重い荷物を運ぶのが面倒であるという声もよく耳にします。

近年、利便性の高さから、トレンドになっているウーバーイーツも、タワーマンションの場合運び手がつきにくいという話もあるようです。彼らは、時間効率のよい案件を好んで引き受けますので、時間負担の高いタワーマンションへの配送は敬遠されがちなようです。

上述のことは必ずしもという話ではないようですが、配送物が多い方は、入居前に押さえておきたい点といえるでしょう。

7. 高層階は外干しができない

タワーマンションは、洗濯物の外干しができないというデメリットがあります。

風が強いからという安全面的理由と景観的理由で、タワーマンションは原則外干しを禁止しているところがほとんどです。そもそも高層階は、強風の危険性という観点からベランダ自体がないケースが多いんです。

タワーマンションでの生活では、洗濯物を室内干しすることを念頭に入れておきましょう。

8. 地震などの震災時に大きく揺れるリスクが高い

タワーマンションは、地震時に高層階ほど揺れが大きく、しかも長期的に揺れが持続してしまうというリスクがあります。

タワーマンションの構造において、免震構造や制振工法などの工法が採用されることが多いために起きる現象です。これは、地震などの大きな揺れを、あえて弾力性を持たせた構造にすることで受け流すという仕組みで、高層階ほどその影響が顕著に起きやすいというわけです。

揺れに敏感な方の場合、強風だけで揺れている感覚を覚えることもあるようです。特に高層階での生活を考えている方は、要注意です。

9. 住民付き合いのトラブルが起きやすい

次に説明するのは、先に述べた騒音トラブルにも関連したお話ですが、住民トラブルの可能性です。

タワーマンションは、普通のマンションに比べ住民の数も多く、様々な人が住んでいます。

隣人が大勢の客人を招いて、夜中までホームパーティをしている、共用施設の利用マナーが悪い、など。

住民の数が多く、しかも共用施設が充実しているタワーマンションだからこそ、他人との接触機会の多さが、トラブルを招きやすい要因になるということも。

また、事前に住民事情を把握することが難しく、賃貸用で個人が購入し、貸出しているケースもあり、住民の入れ替わりも多々あるということもタワーマンションの押さえておくべき特徴の一つでしょう。

10. 高所ゆえの落下事故などの心配事がある

当然のことですが、タワーマンションでの生活は基本的に高所でのものになります。高所での生活はやはり危険や心配事が伴います。

子どもは、生まれてからすぐに高所に対しての危険認知能力を養成するわけですが、幼少期からタワーマンションで生活をしているとその認知能力を養成しにくくなるとも言われています。

今では対策されている物件がほとんどですが、実際に子どもが自分から落下してしまう事故も過去にありました。

まだ幼いお子さまとのタワーマンション生活を検討している方は、事前に住環境をチェックしておきたいですね。

11. 引っ越し時の手間が増える

タワーマンションは広いというイメージを持つ方が多くいますが、意外と廊下や部屋の玄関が狭いケースも。

また、エレベータで運ぶ時間も長くなりがちな点で、引っ越しの際に家具などの搬入が大変面倒であるという声も多くききます。

部屋の玄関から入らないものは、原則搬入することはできませんので、家具の寸法はよく計っておくようにしましょう。

お金にまつわるタワーマンションのデメリットとリスク

ここからは、お金にまつわるタワーマンションのデメリット・リスクを説明していきます。

そもそも高級マンションに分類されるタワーマンションを検討している方であれば、一般のマンションよりも費用がかかることなど重々承知されていると思います。

しかし、それでも予測していない高額出費を痛手に感じる方は少なくはないでしょう。タワーマンションを購入するうえで、発生しうる費用感のイメージができるようにまとめました。

毎月の高額な管理費と修繕積立金が発生する

タワーマンションは、普通のマンションと比較して高額な管理費や修繕積立金がかかります。

共用設備が充実していることが、まず一つ目の理由です。

またタワーマンションはその建物の特徴から、特別な業者しか掃除やメンテナンスができません。通常の低層階のマンションの掃除とは、設備や難易度が異なるため、通常よりも高い費用が必要となります。

タワーマンションを購入する場合は、高額な管理費の発生は避けては通れません。

ラグジュアリーな共用施設も使わない人にはお金の無駄

タワーマンションに発生する高額な費用は、豪華な共用施設や設備にかかってくるという話をしました。しかし、タワーマンションの共用施設を使わない方にとっては、余分な費用を負担することになるということです。

ラグジュアリーな共用施設自体、入居者の費用負担があって成り立っているものです。先に述べたように、共用施設自体、頻繁に利用することが混雑状況によっては困難であったりもします。そういった理由で、次第に利用することがなくなっていく方や、元々利用を考えていない方にとっては余計な出費となるでしょう。

しかし、タワーマンションによっては、共用施設の費用負担を利用者に比重をかけているところもあります。その辺りも調査したうえで、納得のいくタワーマンションを選定できるとよいでしょう。

高額な修繕費が突然発生する場合がある

タワーマンションは、高額な修繕費用が突然発生することがあります。

上述のように、タワーマンションは基本的に高額な修繕積立金がかかるものです。しかし、それでも大規模修繕費用に対して積立金が足りないということが発生することがしばしば起こります。タワーマンションの売却を目的に、修繕積立金が低く設定されすぎているということはよくあるようです。

もちろんタワーマンションにはメリットも

ここまで、タワーマンションのデメリットやリスクを紹介してきましたが、タワーマンション購入に対して、不安になった方、不信感を覚えた方もいることでしょう。

しかし、もちろんタワーマンションには魅力的なメリットも数多く存在します。事実、タワーマンション人気は今日も相変わらず継続しています。

ここからは、タワーマンションのメリットを述べていきます。

高層階では圧倒的な眺望を楽しめる

タワーマンションの魅力は、言わずもがな高層階からの圧倒的な眺望です。

タワーマンションの間取りは、眺望を楽しむことができるように工夫されており、生活空間と眺望を一体にした生活を送ることができます。

都市の夜景を一望しながら、ゆったりと息をつく瞬間は、他ではできない生涯忘れられない経験となることでしょう。

高層階には害虫がこない

こちらも高層階ならではのメリットになりますが、タワーマンションほどの高さになると害虫が窓や戸から入ってくることはほとんどないといっていいでしょう。

また害虫以外にも、鳥なども少なく、夏場は窓を開けた開放的な生活を送ることができるでしょう。眺望と合わせて、外の空間を余すことなく楽しめることがタワーマンションの醍醐味といってよいでしょう。

共用施設が充実している

ここまでに散々登場してきたお話ですが、タワーマンションの共用施設は、一般的なマンションにはない充実具合です。

トレーニングジム、読書スペース、作業スペースなどバリエーション豊富で、タワーマンション入居者の生活空間は部屋の中に留まりません。

共用施設に魅力を覚え、タワーマンション入居を検討する方は多いので、売却の際にも共用施設の充実具合は重要なアピールポイントになります。

周辺施設も充実している

タワーマンションは駅近や再開発エリアなど、立地がよい場合がほとんどなので、周辺施設もかなり充実しています。

飲食店やスーパー、各種ショップなど生活に欠かせないものは近隣に揃っているため、不要な外出を減らすことができます。

タワーマンションで生活することは、内、外ともに利便性の高い充実した環境を提供されることを意味するでしょう。

セキュリティ・防犯対策もしっかりとしている

タワーマンションのセキュリティの高さには定評があります。

正面玄関のオートロック、エレベーターの専用キー仕様、防犯カメラ完備など高級マンションならではのセキュリティの高さをタワーマンションは持っています。

小さいお子さまがいらっしゃる方、女性の方など、しっかり防犯対策された安心できるマンションに住みたいと考えている方には、タワーマンションはうってつけといえるでしょう。

コンシェルジュサービスがある

コンシェルジュサービスがあることもタワーマンションの大きな魅力の一つです。

タワーマンションにはコンシェルジュが常駐していることがあり、入居者不在の荷物受け取りなどを代行してくれたり、その他入居者の細かいニーズに応えるサービスをしてくれます。

また、コンシェルジュは警備の役割も担いますので、防犯的観点でもよいサービスをしてくれるといえます。コンシェルジュは入居者の生活を幅広い範囲でサポートしてくれる重要な存在といえるでしょう。

ステータスとなる

タワーマンションに入居することは何といってもステータスになります。

ここまでご説明してきた通り普通のマンションと比較しても、特別でリッチな生活を与えてくれるタワーマンションは、住んでいるだけでステータスになります。また、後述するように資産価値としての高さという観点でもタワーマンションはステータスとしてみなされます。

ホテルライクな生活を味わいたい方には、やはりタワーマンションがおすすめです。

エリアによっては資産価値が下がりにくい

今の世の中、現金以外の資産を持つことが重視されますが、エリアによっては、タワーマンションは価値の下がりにくい資産として非常に有用なものであるということです。

購入したタワーマンションを引っ越しなどのタイミングで売却する場合、人気があり倍率の高い物件であれば高値で売ることができます。

希少性のある立地であれば、高値での売却を期待できるのがタワーマンションです。これついては、時代のトレンドによって大きく変わってくるという声も耳にしますが、近年のタワーマンショントレンドはどのように動いているのでしょうか。

築年数による資産価値の差とその近年トレンドは?

一般的に、マンションの資産価値は築年数が経つほど落ちていきます。
しかし、タワーマンションは、一般的なマンションに比べ価値が落ちづらいと言われています。建物の構造が一般的なマンションより強固であったり、他のマンションになり共有部があるといったメリットがあるためです。

さらに、近年では新築のタワーマンション開発が次第に減ってきています。人気エリアの土地が少なくなっていることが理由です。

再開発エリアでタワーマンションが密集しているエリアは異なりますが、好立地の条件の良いタワーマンションの人気は依然として高く、他のマンションに比べても価値が下がりにくい状況が今後も続いていくといえるでしょう。

メリットとデメリットをしっかりと把握して、ライフスタイルにあったマンション探しを

今回は、タワーマンションについてデメリットとメリットを説明しました。
これらは、価値観や理想のライフスタイルによっても、気になること、気にならないことがあると思います。何をどのぐらい重視するのか、優先順位をつけて考えてみるのもおすすめです。

また、高級マンションと一括りに言っても、共有設備の充実度合いをどれほど重視するのか、新築だけでなく選択肢の多い中古も視野に入れるのか等、ご自身の住みたい高級マンションについてより具体的なイメージを持つことも大切です。

mitainaでは東京の人気エリアを中心に、おしゃれな高級マンションを厳選してご紹介しています。
新築かどうかよりも、生活空間の充実性を重視したいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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