中古マンション・不動産
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2021.10.14
中古マンション・不動産
2022.01.26
ライフステージに合わせて将来の住まいを検討したとき、引っ越しという選択をする人も少なくありません。その場合「マンションと一戸建てのどちらの方が自分に合っているだろう」と、悩むことも多いですよね。また、賃貸にするのか購入するのかで、かかってくる費用にも差が出るため、慎重に検討したいところ。
そこで今回は、マンションと一戸建てをさまざまな視点から比較してみました。賃貸と分譲、どちらがお得なのか、どのような人に向いているのかのほか、新築と中古との比較についても紹介します。
メリット・デメリットだけでなく選ぶときのポイントも紹介しているので、住まい選びの参考にしてみてください。
住みたい広さや立地を考えたとき、賃貸ではなく購入した方がお得なのでは?と思うこともあるでしょう。実際、費用にどれくらいの差が出るのか、マンションと一戸建ての違いはあるのかをメリット・デメリットと合わせて紹介します。
初めての一人暮らしや転勤が多い人などは、賃貸住宅を選ぶことが多くなります。まずは、賃貸マンションと賃貸一戸建てを比較してみましょう。
賃貸マンションにかかる主な費用は以下の通りです。
初期費用は契約時のみに発生する経費ですが、火災保険料は定期的に必要になるほか、物件によっては更新料がかかるものもあります。初期費用は、借りる物件の賃料によって異なりますが、家賃の5か月分程度を見込んでおくと安心です。
賃貸一戸建てもマンション同様、初期費用のほかに火災保険料が定期的にかかるほか、物件によっては更新料が必要になります。マンションなどの集合住宅と比べて家賃が高い場合が多いため、初期費用はマンションよりかかると言われています。
また集合住宅と違い、個別にセキュリティが必要となるため必要経費も増えてくるでしょう。庭付きの一戸建ての場合は、定期的な庭のメンテナンス費用も計算に入れておくのがおすすめです。
賃貸住宅にはメリットはもちろん、デメリットも存在します。どちらの側面も知っておくことで、引っ越しの際に判断しやすくなります。
賃貸住宅のメリットは主に3つあります。
賃貸住宅のメリットは、なんといっても住み替えのしやすさでしょう。
仕事や家族構成が変わるなど、ライフステージに合わせた住まいを選びやすいのがメリットです。また、隣人など近所の人と相性が良くない場合も、分譲に比べて引っ越しやすくなります。
そのほかにも購入の場合、諸費用や税金などが必要になるため、初期費用が高くなってしまいますが、賃貸にはその心配がありません。
また購入とは違い毎年の固定資産税や都市計画税といった、土地や物件にかかる費用が発生しません。
一方、賃貸住宅にはデメリットも存在します。
賃貸のデメリットとして、一生涯家賃がかかることを挙げる人も多いのではないでしょうか。分譲の場合、ローン支払い後は家賃が発生しませんが、賃貸の場合は住み続ける限り家賃がかかります。老後の費用としても、家賃を含めた予算確保が必須です。
さらに賃貸の場合は、自分好みに部屋の間取りを変えたり、気になる水回りを新しくしたりするなど、リフォームやリノベーションができない点もデメリットです。最近では、賃貸向けのDIYグッズも充実しているため、軽度なアレンジであれば賃貸でも叶えられるかもしれませんが、基本的には原状回復を行い退去する必要があるため、あまり大きな変更はできません。
夢のマイホームを購入したい!ただ、住宅購入といってもマンションにするか一戸建てにするか悩むこともあるでしょう。ここではそれぞれにかかる費用とメリット・デメリットを紹介します。
分譲マンションにかかる主な費用は以下の通りです。
分譲住宅を買う人のほとんどは、住宅ローンを利用して購入します。このため、35年間の変動金利で借入を行った場合、管理費と修繕積立金を¥加えると、毎月家賃と同等水準か、若干少ないくらいの金額を支払っていくことになります。住宅ローン完済後も管理費や修繕積立金、税金などの支払いは続く点は注意が必要です。
また、車を所有している人は駐車場代もかかってきます。
分譲一戸建てにかかる費用の主なものは以下の通りです。
分譲マンション同様、一戸建ても住宅ローンを利用して購入することがほとんどです。返済については、ローン以外の継続した費用は税金が主で、管理費や修繕積立金などの毎月の費用は発生しません。しかし一戸建ても経年劣化するため、自身で計画的に修繕費を積立てておく必要があります。
マンションは管理組合が委任したプロの管理会社が、日常の管理や定期的な修繕計画を立案し実行していきますが、一戸建ての場合は自分でこの業務を行わなくてはなりません。
自身で修繕費用を積み立てていかないと、将来的に修繕ができなくなり、建物の価値の下落が早くなるといった事態が起きてしまいます。
購入前に分譲のメリット、デメリットをしっかり理解しておきましょう。
分譲の主なメリットは以下の通りです。
賃貸は所有者が大家になるため、長く住んでいても自分の資産になることはありません。その点、持ち家の場合は名義は所有者になるので自分の資産になります。ローン完済後は家賃不要で住み続けることが可能です。
また、賃貸に比べて自分好みにリフォームすることもできます。
マンションの場合は、リノベーションを行うことで、内装は新築と同様のきれいでオシャレな状態にすることができます。
賃貸の場合、こうしたリノベーションは許可なくできませんし、自分の資産ではない賃貸物件に多額の費用をかけてリノベーションを行いたいと思う人は限られています。
賃貸物件に長く住む場合、内装、とくに水回りの劣化は気になるところですが、修補はできても改修(リノベーション)はできないことは、頭に入れておきましょう。
分譲のメリットだけではなく、デメリットも把握しておきましょう。代表的なデメリットは以下の通りです。
頭金が必要になるため、賃貸に比べて初期費用が高額になりやすいのが分譲のデメリットです。頭金を多く入れることでローンの審査を通りやすくなるほか、月々の返済額を減らすことができます。そのほか、ローンの支払いとは別に固定資産税や管理費などの固定費も必要です。
また、購入後は近隣トラブルや転勤などがあっても転居しにくい点がデメリットとしてよく挙げられます。
住宅購入を検討した際、新築と中古で悩むことも少なくありません。
新築は最新の設備が備わったキレイな家に住め、中古は新築と比較して安い価格で購入することができます。また新築と中古、どちらも視野に入れることで選択する住宅の幅も増えるでしょう。ここでは、新築と中古それぞれにかかってくる費用を紹介します。
そもそも新築とは、築1年未満で誰も住んでいない住宅を指します。そこで新築の住宅には「新築プレミアム」と呼ばれる、新築に対する価値が設定されるのです。新築プレミアムにも注意して新築購入時の費用をチェックしていきましょう。
新築マンションを購入する場合、購入価格の3~5%程度の初期費用がかかると言われています。新築マンション購入時にかかる費用には以下のようなものがあります。
住宅ローンを組んで購入する場合、事務手数料や保証料、契約印紙代がかかります。金額はローンを組む金融機関によって異なりますが、借入金の約2.2%が一般的な費用と言われています。借入金額に対してかかってくる費用のため、初期費用を抑えたいのであれば、頭金を多く用意することでこの費用を削減することも可能です。
また、新築で住宅を購入した場合、必ず登記が必要です。登記は自身で行うこともできますが、司法書士に依頼するのが一般的です。
購入にあたって所有権保存登記を行い、区分の所有者を自分名義に変更する必要があります。登記を行うことで所有権を明確にします。
また住宅ローンを使用して購入する場合は、抵当権設定登記(債務不履行時の担保のための権利)が必要になります。登記は司法書士に手続きを依頼するため、税金に加えて司法書士報酬が必要です。
そのほかにも契約時に必要となる印紙代や固定資産税、都市計画税のほか、不動産取得税などの税金も必要になります。また、火災保険などの保険料も必要です。
新築一戸建てにかかる費用は物件価格の6〜13%と言われているため、マンションより初期費用がかさむことが多いでしょう。かかってくる費用の主な項目は以下の通りです。
新築のマンション同様、印紙代や司法書士報酬、税金、保険料は一戸建てにもかかってきます。仲介手数料は物件によって異なりますが、注文住宅の場合はかかりません。
新築一戸建てならではの初期費用には、地鎮祭や上棟式があります。いずれも必ず行う決まりはありませんが、家の無事完成を願うほか、大工さんの安全祈願も兼ねているため行うことが多数です。近所の神主さんにお願いすることが多いため費用に地域差がありますが、一般には5万〜10万円が相場と言われていますよ。
中古住宅の場合は、新築とかかってくる費用が異なります。また、新築だけでなく中古住宅を視野に入れることで、選ぶ物件や立地の数が増えます。マンションと一戸建て、それぞれチェックしていきましょう。
2022年時点のマンション市場は中古が新築を上回っており、今後も中古マンションのニーズは加速していく見込みです。中古マンションにかかる費用は主に以下の通りです。
仲介手数料や印紙代、司法書士報酬は新築同様かかってくる費用ですが、物件価格に比例して加算される費用のため新築より安くなることがあります。
税金や管理費の清算金については、年の途中で転居した場合、以前の持ち主が支払っている分を日割りや月割りで負担することがほとんどです。
各種保険料に関しては、新築と変わりません。
また、中古マンションを購入する人の多くが、リノベーションやリフォームを行ってから転居します。中古マンション自体の金額は安くてもこうしたリフォーム/リノベーション費用がかさむ場合もあるため、何社か業者を見比べるなど、注意が必要です。
【参考記事】【中古マンション購入の流れ】物件探しやローン契約のポイントを分かりやすく解説
中古一戸建てにかかる費用の代表的な例は以下のようになっています。
中古マンションと異なってくるのは、マンション管理費や修繕費等の清算がない点です。
一戸建てはマンションと比べてリフォームやリノベーションができる選択肢が広く、自分の理想の住まいが明確な人にはおすすめです。
賃貸と違い、マンションも一軒家も購入後に維持費がかかってきます。マンションと一戸建てではかかってくる価格に差があるため、事前に把握しておくことが重要です。
マンションにかかる維持費の主なものは、固定資産税、修繕積立金、保険料の3つです。それぞれの費用例をチェックしていきましょう。
固定資産税の評価額は、地方によって異なります。計算式は以下の通りです。
基準評価額×税率(1.4%)
公示価格の70%が価格水準となり、住んでいる市町村によって基準評価額が決定されます。また、税率1.4%は各市町村ごとに変更することが可能です。そのほかにも「小規模住宅用地の特例」「一般住宅用地の特例」を受けて課税標準が減額する場合があります。自宅の敷地面積に基準があるため、一度チェックしてみるのがおすすめです。
【参考記事】マンション購入時にかかる税金とは?固定資産税から消費税まで徹底解説
修繕積立金は、国土交通省のガイドラインに沿って算出されることがほとんどです。施工の相場は地域差がありますが、修繕積立金は1㎡あたり150円から300円くらいの水準が一般的ですが、行う修繕計画によって金額は異なります。
この金額が低い方がうれしいですが、その一方で必要な修繕を行うために、修繕費用が足りない場合は、修繕一時金のような形で修繕のための費用を徴収されるケースもあります。
また、マンションの階数や世帯数、エレベーターの数、駐車場のタイプや台数などによって金額は変わるため、そのマンションがどのような修繕工事を行ってきたかは、必ず事前に確認するようにしましょう。
【参照】国土交通省:マンションの修繕積立金に関するガイドライン
賃貸と分譲、どの場合も必ず入らなければいけないのが「火災保険」です。火災保険は広さや築年数、建物の構造によって大きく変わります。
加入するオプションや保険の対象範囲によっても金額はことなるため、損害保険会社の担当者と打ち合わせを行い、どこまで保険をかけるか慎重に判断するようにしましょう。
一戸建ての場合、かかる維持費にはどのようなものがあるのでしょうか。具体的な金額と合わせて解説します。
一戸建ての固定資産税は、マンション同様の計算式で求められます。また、小規模住宅用地の特例や一般住宅用地の特例は一戸建てでも適用されます。
マンションと違い一戸建ては修繕費の積立金がありません。
しかし一戸建てだからといって、修繕費用が全く掛からないというわけではありません。
自分自身で計画的に貯めておくなどの対策が必要です。
アットホームの『2016年新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く「一戸建て修繕の実態」調査』によると、木造新築一戸建てを購入し30年以上住んでいる495名の、修繕費用の平均総額は556万円との調査結果がでました(平均築年数35.8年)。
<過去の修繕費用の合計額(平均)>
耐用年数はそれぞれ異なってきますが、10年を過ぎたあたりから屋根や外壁は修繕が必要になります。こうした修繕費用は住宅ローンの返済金額とは別に支払うものであるため、ローンの支払いとは別に計画的に用意しておく必要があるでしょう。
一戸建てもマンション同様、火災保険の加入が必要です。こちらも保険料は補償範囲やオプション、そして地域や築年数などで変動します。 築浅であるほど保険料は安くなる傾向のため、長く住むにあたって金額が上がっていくことを想定しておきましょう。
また、一戸建てはマンションに比べてセキュリティ対策が不十分であるため、高価な家財を使用する場合は、家財保険も検討すると安心です。
マンションと一戸建て、どちらも魅力的である一方、デメリットとなる部分も存在します。どちらの側面も知っておくことで、自分に合った住まいを選びやすくなります。
まずは、マンションのメリット、デメリットを見ていきましょう。
マンションの主なメリットには、以下のようなものがあります。
マンションのメリットに、防犯面・セキュリティを挙げる人も少なくありません。マンションはエントランスにセキュリティがついていることが多いほか、防犯カメラが設置されていることがほとんどです。また、管理人がいる場合は常に人の目があるため、怪しい人が近寄りにくいのが特徴です。
また、都心部や駅近など利便性の良い立地に建つことが多く、万が一売却したくなったとき、一戸建てより資産価値が崩れにくい傾向があります。
また、賃貸として貸し出す場合も借り手が見つかりやすいのも魅力です。
一方、マンションのデメリットには、以下のようなものがあります。
騒音やタバコなどの臭いで隣人とトラブルになるマンションもあります。
マンション住民がどのような人なのかは、購入前に知ることは難しいですが、事前に不動産会社にヒアリングし、どのようなトラブルが起きているかは事前に確認するようにしましょう。
一戸建てには一戸建てならではの、メリットやデメリットが存在します。それぞれマンションと見比べていきましょう。
一戸建てのメリットには以下のようなものがあります。
一戸建てのメリットは、広い家に住めるところです。とくに一戸建ては、郊外の庭付き物件はファミリー層に支持されていることもあり、広くて足音などの騒音をマンションほど気にしなくて良い点はメリットと言えます。
また、住宅は経年劣化していきますが、土地は100%所有権を持つことが可能です。住む地域によっては開発などにより、ゆくゆくは土地を高く売ることもできる可能性もあります。
一戸建てのデメリットは以下の通りです。
一戸建ては建てられるだけの土地が必要になるため、一般的には駅近や都心部の建設が難しくなります。土地を購入しやすい、少し駅から離れた立地に一戸建てを購入するケースが多くなります。
また、マンションはオートロックや防犯カメラなどのセキュリティ対策がされていますが、一戸建ての場合はすべて自分で行う必要があります。設置や利用料などの費用が発生します。
マンションも一戸建てもそれぞれに魅力的な部分があり、決めかねることもあるでしょう。迷ったときは、以下の3つのポイントに注目してみてください。
住まいに迷ったら家族構成などのライフプランから選ぶのがおすすめです。一人暮らしや夫婦のみ、ファミリーなど、住む人数によっては必要となってくる広さや部屋数が異なります。
また、ファミリータイプで購入を検討している人は、子どもが巣立ったあとも考慮しておく必要があります。
例えば夫婦2人になった後に、
といったことは検証しておいた方が良いポイントです。
老後は一戸建てを売却し、立地のよいマンションで過ごしたいという希望を持つ方は多いですが、そのためには一定以上の金額で一戸建てが売却できることが条件になります。
人によって、住まいに求めるポイントは異なります。仕事を優先した立地、セキュリティ対策が十分な家、マンションに車庫がついているかなど、自分が譲れないポイントを絞ってみましょう。
優先順位が高い事項を重視した住まい探しをすることにより、住んだあとのミスマッチを減らすことができます。
住まいを探すとき「マンションと一戸建てどちらにしよう?」と、タイプから選ぼうとすることがあります。タイプに絞った家探しをすると、偏った情報だけ仕入れることになりかねません。
まずは、マンションと一戸建てを区別せずに立地などの条件から、両方探してみるのがおすすめです。探していくうちに、当初は想定していなかった、自分に合ったタイプが見つかることもあります。
引っ越しはなかなか簡単に行えるものではないため、住まい探しは慎重になるものです。とくに購入しようと思った場合、人生最大の買い物と言われるような大金が動くようになります。
マンションにしようか一戸建てにしようかと悩んだときは、さまざまな視点から客観的に見てみるのがおすすめです。また、賃貸と分譲のどちらも視野に入れて比較検討したいものです。
リノベーションマンションや中古販売の「mitaina」は、利便性の良い都内のオシャレなマンションを取り扱っています。「どんな住まいが自分に合っているだろう?」「予算内で買える家はあるのだろうか?」といった相談にも対応しているため、ぜひ気軽にお問い合わせください。
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