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いつかペットを飼いたいと思っていた、子どもに柴犬を買いたいと毎日お願いされている……「いつかペットと暮らしたい」とお考えなら、マンション探しの段階で「ペット可物件」を選ぶことからお迎え準備がスタートすると言っても過言ではありません。一戸建てなら気にする必要はないけれど、マンションの場合は実際どうなの?と気になる方に「ペット可マンション」を選ぶ際に知っておきたいポイントを紹介します!
「マンションではペットが飼えない」というイメージ、ありませんか?確かに、賃貸か分譲か、単身向けか家族向けかでペットの飼育可の物件選択肢は大きく異なります。実際に、どれくらいの差があるか実際の物件情報から調べてみました。
条件をできるだけ合わせるため、以下の条件で検索しています。
Suumo……209329/934084件(22%)
完全に単身者向けのワンルームマンションを除いても、賃貸物件はやはりペット可物件の割合が最も低くなりました。
Suumo……171/396件(43%)
新築マンションではペット可物件が43%と、半数近くに上ります。
Suumo……7183/18765件(33%)
賃貸物件と比較すると増えますが、新築マンションと比較すると低めの数字です。
ペット飼育が可能かどうかは、マンションごとの管理規約によって決められます。その管理規約の標準モデルケースである「中高層共同住宅標準管理規約」の改正が2004年に実施された際、はじめてペットについて管理規約に入れるように初めて定められました。
参考:国土交通省「中高層共同住宅標準管理規約の改正について」
https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/07/070123_3_.html
そのため、2004年前に建てられたマンションではペット可能物件が少なく、徐々に増えてきているという環境です。
もちろん、それ以前に建てられたマンションでも、管理組合で規約改正をしてペット可マンションに変更されたというケースもあります。築年数の経過したマンションの管理組合がしっかりと機能しており、住民同士の話し合いがきちんとできている事例とも言えます。
「思っていたよりもペット可のマンションがあるし、これなら自分たちにぴったりのマンションを探せそう!」と思われた方、要注意ポイントがあります。
それは「ペット可」の対象となるペットには制限があるということです。このような制限は、必ずマンションの管理規約に掲載されています。
マンションを購入する際は、必ず不動産会社に依頼し、管理規約の項目を確認するようにしましょう。
例えばペットの種類について。
小鳥やハムスターといった小動物……最も許可されるケースが多いパターンです。ペット可としてPRしていない物件でも、小鳥は可能という場合も。
鳴き声などの騒音や臭いの問題がないため、許可が不要と考える方も少なくありませんが、物件によっては水槽の重量や水漏れの不安から水槽の大きさや個数に制限がある場合があります。
一般社団法人ペットフード協が調査する「全国犬猫飼育実態調査」で、2017年に猫の飼育頭数が犬の飼育頭数をこえるなど「ペットの代名詞」的存在です。犬と異なり散歩に出すこともなく、大きな声で鳴くこともないから猫の方が許可されるケースが多いのでは?とお考えの方も多いのですが、実は管理規約上「犬はOKだが猫は壁や床に傷をつけやすいのでNG」としているマンションもあります。
犬は、犬種によって許可が異なる場合があります。小型犬は多くのケースで可能、中型兼以降は犬種によって応相談になる場合などです。
さらに、対象となるペットだからと言って、頭数を無制限に飼育できるわけではありません。多頭飼い禁止や、最大2頭までといった規約がある物件があります。
ペット飼育が許可されないマンションがある一方、ペットを飼う上でより「ペットが暮らしやすい」環境を整えている「ペット共生型マンション」も最近少しずつ増えてきています。
例えば、ペットが歩く上で体に負担をかけない素材の床材になっている、室内ドアにペット用ドアを付けられる、共用スペースに足洗い場があったり、共用スペースでペットの散歩が許可されていたりといった工夫のある物件です。
引っ越し後にペットをお迎えする予定なら、具体的にどんな動物を迎えるか、しっかり家族で話し合っておきましょう!
ペット可のマンションを購入したものの、後悔したケースも実際にはあります。具体的にはどのような後悔でしょうか?
ペットは動物です。お風呂にも毎日入らないため、ペット独特のにおいは生じます。またペットの毛に群がる小さな虫も、当然います。
またペットによってはトイレを覚えず、いたるところで用を足してしまい、においを発生させることもあります。
動物を飼う以上、においや虫は避けられないと考えたほうが良いでしょう。
ペットによっては騒音問題を発生させてしまうケースもあります。
特に犬は、その性質上、どうしても吠えたりします。この音が近隣住人にとって迷惑となる場合もあります。
ペットの爪によって、壁や壁紙を傷つけてしまう場合があります。これもなかなか避けられないかもしれません。
東京都心部のフルリノベーション済みマンション物件のみをご紹介するmitaina掲載・販売中の物件のうち、ペット飼育可マンションは約56%でした。
115/204件(56%)……2021年7月30日時点
半数以上がペット可能物件と、大変高い比率ですが、実はこれまでの売却済み物件を含めた全掲載物件では、423/1206件(23%)と比率が下がります。
「とにかくペットが安心して飼えるマンションならば、ほかのことは目をつぶって選ばなければ……」というマンション選びよりも、ペットを飼うご家族みんなが満足できる暮らしのなかなら、マンション選びをしたいものです。
「デザイン性の高いフルリノベーション済みマンションから、ペット可マンションを探したい!」方、ぜひお早めにお問い合わせください!
https://mitaina.tokyo/feature/%e3%83%9a%e3%83%83%e3%83%88%e9%a3%bc%e8%82%b2%e5%8f%af/
更新日:2021年8月28日
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