リノベーション知識
中古マンションをリノベーションして後悔?リノベーションマンションとの比較とメリット・デメリット、注意点を徹底解説
2021.11.01
リノベーション知識
内装・間取り
2021.11.26
カップルの二人暮らしや、ゆったりとした一人暮らしで、人気な40平米~50平米のマンション。中古マンション購入後、自分好みの部屋にリノベーションしたいと考えることも多いと思います。また、「40平米~50平米のマンションならどんな間取りやレイアウトが住みやすいかな……」と気になる方も少なくないでしょう。
そこで今回は、40平米~50平米のお家について、広さや間取り、メリット・デメリット、広く見せるコツを解説。リノベーション費用や事例もあわせてご紹介します。この記事を参考に、おしゃれで快適な住まいを手に入れましょう。
40~50平米の部屋は、畳に換算すると24~31畳です。一般的に一人暮らしや二人暮らしに向いている広さで、一人暮らしならゆったりと暮らせるでしょう。また、二人暮らしでも間取り次第で心地よく過ごせます。
40~50平米の物件に多い間取りは「1LDK」「1SLDK」です。中には、「2DK」「2LDK」の間取りもあります。
1LDKとは、「1部屋+リビング・ダイニング・キッチン(LDK)」が一つになっている部屋のことです。また、公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会の規約により、「LDK=8畳以上」の広さが必要と定められています。
1SLDKとは、「1部屋+LDK+サービスルーム(S)」のことです。サービスルームは、建築基準法に定められた採光や換気の条件を満たしていない非居室になります。用途は、物件の広さによって納戸や寝室、ウォークインクロゼットなど多種多様です。
サービスルームのことを「DEN」「フリースペース」「書斎」などのように記載している物件もあります。
【参照】公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会:不動産の表示に関する公正競争規約施行規則 DK・LDKの広さの基準
ここでは、40~50平米の住まいについて、主なメリット・デメリットについて解説します。
40~50平米の物件は、1LDKや1SLDKの間取りが多いので、居室と寝室を分けることができます。そのため、友人を招いてもプライベートを守りやすく、気軽に楽しめるでしょう。他にもLDKが8畳以上あり、空間が広いのでインテリアの自由度も高く、自分好みの部屋を作れるのがメリットです。
40~50平米の物件のデメリットには、部屋の専有面積が限られているため、結婚や出産など、ライフステージの変化に対応しにくい点が挙げられます。また、1LDKや1SLDKの間取りが多いため、部屋数が2部屋以上になり、その分光熱費が高くなります。
ここでは、どんな人に40~50平米の物件が適しているのか解説します。
ワンルームでは手狭に感じる一人暮らしの人には、40~50平米の物件がおすすめです。面積だけで考えると、一人暮らしには少し広く感じるかもしれません。しかし、空間に余裕があるので、目的に合わせて自由に活用できます。
たとえば、1LDKならリビングをリラックスするスペース、居室を寝るためのスペースとして使用できます。リモートワークや在宅ワークをする人は、居室を仕事部屋にもでき、プライベートと仕事のメリハリが付けられるのでおすすめです。
40~50平米の物件は、クローゼットや収納スペースもしっかり確保できるので、服や趣味の道具が多い人も安心です。
40~50平米の物件は、「同棲カップル」「新婚夫婦」「DINKS(共働きで子どもを作らない夫婦)」におすすめです。
40~50平米で1LDKの間取りは、LDKが8畳以上でゆったりとした空間の物件が多くあります。居室は寝室として使う場合が多く、起きている間は自然とリビングで過ごすようになります。そのため、一緒に過ごす時間が増えコミュニケーションがとりやすくなるのです。
また、1LDKなら掃除にあまり時間がかかりません。二人とも仕事で忙しい状況でも部屋のお手入れの負担が少ないでしょう。
1SLDKの間取りならサービスルームがあるので、持ち物の多いカップルや夫婦でも安心です。サービスルームの広さによっては、工夫次第で書斎や作業スペースとして活用でき、一人の時間を確保できます。
子育ても落ち着いて、夫婦だけで過ごすようになったシニア世代の夫婦にも、40~50平米の物件はおすすめです。子どものいる世帯の多くは、3LDK~4LDKの間取りに住んでいます。子どもが独立した後、夫婦二人で3LDK~4LDKの間取りを管理するのは大変です。
子どもの独立を機に、家のサイズダウンを検討するのもよいでしょう。シニア世代の住環境を考える際に重要なのが、移動手段です。都心部など、交通機関が発達している環境で住居を探す場合、40~50平米の物件は多いので、比較的探しやすいでしょう。
ここでは、40~50平米のリノベーション費用について解説します。
40~50平米のリノベーションの相場は、約200万円台〜1000万円台です。リノベーション費用の主な内訳は、人件費、資材・設備、設計費となっています。リフォーム会社によって、それぞれ異なる場合があります。
リノベーション費用が大きく変わる理由は、間取りを変更した場合や資材と設備のグレードです。間取り変更の範囲が広ければ広い程、費用がかかります。そのため、間取りの変更はおすすめできません。
資材や設備は、グレードを下げればもちろん安くなります。キッチンやバスルームの設備など、グレードによっては特に費用がかかる場合があります。
中古マンションのリノベーション費用は、おおよその相場に大差がありません。しかし、面積の小さい物件のリノベーションは、割高になる傾向があるので注意が必要です。
一般的には、1平米当たりの単価の相場は約14万円ですが、40平米以下になると1平米当たりの単価は約20万になります。
水回り部分のリノベーション費用は、物件の面積にはあまり関係がありません。そのため、リノベーションの総面積が狭くなる程、広い物件より1平米当たりの単価が割高になる傾向が高くなります。
リノベーション次第で40~50平米の物件もより広く見え、快適な空間にできます。ここでは、リノベーションで40~50平米を広く開放的に見せるコツをご紹介します。
部屋を広く見せるために、壁を造らないのは有効的です。同じ面積でも、壁でしっかり空間が仕切られると一つひとつの部屋の面積が狭くなり、全体的に窮屈な印象を受けます。
壁の代わりに可動式扉やカーテンなどで間仕切りを造ると、状況に合わせて空間のサイズを変えられます。また、ガラスやオープンラック、パーティションのような穏やかな間仕切りを取り入れると、部屋に圧迫感を与えず狭さを感じにくくなるでしょう。
天井には、「直天井」と「二重天井」の2種類の構造があります。多くのマンションが二重天井です。二重天井から直天井に変更すると、天井が約30~50cm高くなるので床面積は変わりませんが、空間の体積が増えると部屋が広くなったと感じます。
ただし、マンションによって二重天井を変更できない場合があるので、事前に確認するとよいでしょう。
狭く感じる空間に、室内窓を取り入れるのもおすすめです。室内窓なら、壁でプライベートは確保されつつ、窓から光や風が入るので開放感を得られます。また、窓があると視線が抜けるので、圧迫感が軽減される効果があるのです。
さらに、室内窓はデザイン性に優れたものが多く、おしゃれなインテリアとしても楽しめます。ただし、設置する場所によって、家具のレイアウトが制限されるので、事前にしっかりと計画を立てましょう。
最後に、1LDKと1SLDKの事例をご紹介します。
木目調で優しい雰囲気にリノベーションされた41平米の部屋は、サービスルームがあるのがポイントです。
サービスルームの壁面には、システム収納が付いており、自分好みのこだわり空間ができるでしょう。デスクを設置して、リモートワークスペースにするのもおすすめです。
大きめの窓で明るい空間の1SLDKの部屋は、二人暮らしの世帯にもおすすめです。サービスルームへの扉は、ガラス戸になっており開放感があります。
サービスルーム内は、バルコニーとつながっているので、風通しがよいのも嬉しいポイント!自宅で仕事をされる方にもぴったりです。
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ナチュラルな木目のテレビボードが印象的な1LDKの部屋は、大容量の収納が魅力的です。テレビボードは壁一面が収納になっています。DENスペースには、奥行きのあるマルチクローゼットが完備されています。
LDKと居室の間は引き戸になっており、扉を開ければより開放的な空間が広がるでしょう。居室もシステム収納が設置されているので、持ち物の多い人でも安心です。
コンクリート調の壁がクールな雰囲気の1LDKの部屋は、一人暮らしの人におすすめです。メゾネットになっているので、天井が高く開放的な空間になります。
階段下にある収納スペース、そしてプライベートルームにも奥行きのあるクローゼットや飾り棚がレイアウトされています。収納が多く生活感を隠せるので、スタイリッシュに都会的な生活を楽しめるでしょう。友人を呼んでお家パーティーをするにもぴったりです。
くすみブルーのアクセントクロスがすてきな1LDKの部屋は、北欧風のおしゃれなインテリアにぴったりです。LDKと居室の間にある引き戸を開ければ、ワンルームとしても使用できます。
急な来客の際は、引き戸を閉めておけばプライベートが確保できます。ウォークインクローゼットが二つ設置されているので、洋服の数が多い人にもおすすめです。
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今回は、40~50平米の広さや間取り、メリット・デメリット、広く見せるコツ、リノベーション費用と事例をご紹介しました。一人暮らしやカップル、新婚夫婦、シニア世代など、40~50平米の物件は幅広い年代の方に人気があります。
40~50平米の物件の特徴やリノベーション費用を知り、自分好みにリノベーションすることで、理想的なマンションライフを楽しみましょう。
マンション販売のmitainaでは、おしゃれにリノベーションされた物件も豊富にそろっています。ぜひお気軽にご相談ください。
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