内装・間取り
おしゃれで快適な3LDKの間取りで暮らす!ライフスタイル別の間取りやレイアウト・物件選びのコツまで徹底解説
2022.05.31
内装・間取り
インテリア・暮らし方
2022.03.14
「熟睡できる寝室のレイアウトってあるのかな?」
「この広さの部屋にどんなサイズのベッドが置ける?」
「枕の方角によって運気が変わるって聞いたことがあるけど、どこがいいのかな?」
人生の1/3の時間は睡眠が占めると言われています。せっかくなら寝室をリラックスできるレイアウトにして、快適に過ごしたいものですね。
この記事では、
について解説していきます。
この記事を読むと、寝室のレイアウトが具体的にイメージできるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。
寝室のレイアウトを決めるためには、まずベッドのサイズを選ぶことから始めます。1人でぐっすり眠りたい、カップルや夫婦用のベッドがほしい、大人と子どもがいっしょに寝たいなど、希望に合ったベッドを探しましょう。
セミシングルのサイズは「195cm×70cm以上〜98cm未満」で、小柄な女性や子どもに適したサイズです。圧迫感を与えないサイズなので、1人暮らしのワンルームや6畳未満の部屋に向いています。
デメリットは、セミシングルは一般的なサイズではないので、生産数が少なく価格が高くなりがちです。またセミシングル用の寝具もあまり出回っておらず、選べるラインナップが少ないということもあげられます。
シングルのサイズは「195㎝×98cm」です。大人1人が寝る標準的なサイズで、寝返りも打てます。6畳の部屋に置いても圧迫感を与えません。
2台並べると幅が約200cmで、キングベッドより少し大きめの幅です。大人2人と子ども1人が一緒に寝ることができます。キングベッドと比べて、シングルベッド2台を並べたほうがシーツの交換が楽にでき、将来的にも子ども部屋用として置けるというメリットも。
セミダブルのサイズは「195㎝×120cm」です。無理をすれば大人2人でも寝られるサイズですが、寝返りをするために幅70cmは必要とされるため、窮屈に感じるでしょう。大人1人と子ども1人が一緒に寝るなら、十分なサイズです。
セミダブルベッドは、6畳以上の広さの部屋に置くことをおすすめします。1人暮らしのワンルームに置くとかなりの存在感が出るので、他の家具を少なくするなどの対策が必要です
ダブルベッドのサイズは「195㎝×140cm」で、大人2人で眠れるサイズです。しかし、日本人の平均肩幅は男性が約40cm、女性が約37cmなので、横幅140cmのダブルベッドはどちらかの動きが伝わりやすいサイズです。気になる方は、ワンサイズ上のクイーンサイズにしたほうがよいでしょう。
大人1人で使用することもおすすめです。高級ホテルのような雰囲気になり、ゆったりとした気分で過ごすことができます。
クイーンベッドのサイズは「195㎝×160cm」です。1人当たり幅が80cm取れるので、大人2人で寝てもストレスなく眠ることができ、体格が大きい夫婦でも安心なサイズです。子どもが小さいなら一緒に寝ることもできます。
サイズが大きいので、玄関や部屋のドアや廊下の幅など搬入経路の確認が必要になります。
キングベッドのサイズは「195㎝×180cm」で、ベッドの中で一番大きいサイズです。複数人での使用が前提のサイズなので、親子で寝ても十分な広さが取れます。寝具のサイズが大きいので、シーツの交換の際に手間取ることがデメリットと言えるでしょう。
クイーンベッドと同じく、設置には搬入経路の確認が必要です。なお、90㎝の連結商品になっているものもあり、そちらは搬入しやすくなっています。
寝室をどのように使うかは、ベッドの大きさと配置によって決まります。部屋が広ければ、他の家具を置く余裕があるので、寝室の使い方のバリエーションが増えますね。
ここからは、6畳、8畳、10畳の寝室のレイアウトの事例を具体的に説明していきます。
一般的な6畳のサイズは「270cm×360cm」の長方形の部屋です。
部屋が狭いので、ローベッドを置いたり、寝具を部屋の壁と同系色にしたり、サイドテーブルを置かず壁付けの読書灯にしたりなどの工夫をすれば、部屋を広く見せることができます。
ベッドの頭を270㎝側の壁に付けてサイドも壁に付けた場合、足元は160㎝、横は170㎝のスペースができます。また、頭は壁に付けてサイドは壁に付けずベッドを中央に置いた場合、左右に75㎝ずつのスペースができます。
これだけのスペースがあれば、小さめのデスクやソファーなどの家具も置けますね。
ベッドの頭を270cm側の壁に付けて置くと、ベッド周りにはナイトテーブル以外の家具は置けませんが、足元のスペースには2人掛けのソファーが置けます。しかし、部屋が窮屈になるので、何も置かない方が動線を確保しやすくなるでしょう。
一般的な8畳のサイズは「360cm×360cm」で、正方形の部屋です。8畳のサイズがあると、夫婦の寝室としても快適に使うことができます。
頭とサイドを壁につけた場合、横に220cm、足元に165cmのスペースができます。ベッドの横のスペースに仕事用のデスクや、本棚などを置いても余裕があります。
ダブルベッドを頭に壁につけたまま中央に置くと、両横のスペースは100㎝ほどとなります。両サイドにサイドテーブルを置き、寝室専用のゆっくりくつろげる部屋にするのがおすすめです。
ベッドの横にサイドテーブルを置けば、横のスペースは埋まります。足元には、2人掛けのソファーや、本棚、ドレッサー、奥行きが深くないチェストが置けます。
10畳のサイズは「360cm×450cm」で、ベッド以外の家具を置いても余裕がある広さです。
ベッドの頭を450cm側の壁に付け、サイドも壁に寄せた場合、横のスペースは255cm、足元は165cmです。横のスペースにかなりゆとりがあるので、デスクや本棚を置いて書斎を作ることもできます。本棚やラグでベッドとの間を仕切れば、仕事スペースと就寝スペースとに分けられ、メリハリがついた生活ができそうです。
シングルベッド2台の間を50cm程度空けても、広々と部屋が使えます。ベッドの頭を450cm側の壁に付けた場合、横のスペースに小さいテーブルと1人掛けチェアを置くと、ホテルのようなレイアウトにもなります。
ここからはベッドや家具の配置を考える際に、注意したいポイントを説明します。
人が通る幅を考えてベッドや家具を配置しましょう。
安眠できるように寝具は清潔に保ちたいものです。また、ベッドの周りには埃がたまりやすくなっています。しかし人が通る幅が狭ければ、シーツの付けはずしや掃除が大変になり、億劫になってしまうことも。そのためベッド周りには人が通れるスペースの確保が必要です。
具体的には、ベッドと壁の通路幅は50cm以上、横歩きするには30cm以上あればよいでしょう。
ベッドの向きにも注意が必要です。窓側に頭があると、窓から入り込む光や冷気で眠りが妨げられてしまいます。またドアの近くに頭が配置されると、人が出入りする音で目が覚めることも。よって、枕の位置が窓側やドア側になるのを避けた配置にしましょう。
どうしても窓側に配置しなければならないときは、厚手のカーテンや遮光カーテンを掛け、光や冷気が入りにくくなる対策をとるとよいでしょう。
ベッドの周りに家具を置きすぎてしまうと、風通しが悪くなり、湿気が籠ってしまいます。部屋の湿度の高さはカビの原因に。布団やマットレスにカビが生えると、買い替えが必要となります。
そのため、寝室には家具を置きすぎないことが大切です。また湿度が高い部屋の場合は、除湿器を置く、こまめに布団を干す、換気をする、マットレスに除湿シートを敷くなどの対策をするとよいでしょう。
災害時を想定し、避難の妨げにならないレイアウトにしておきましょう。
具体的には
などの対策をしておけば、災害が起こったときに慌てず落ち着いて行動しやすくなります。
ここからは、安眠できる寝室の環境作りについてご説明します。上記の家具のレイアウトと同時に行えば、よりくつろげる寝室になり、深い睡眠を得ることができるでしょう。
色は、人の気持ちや感情を高ぶらせたり、落ち着かせたりするほどの大きな力を持ちます。そのため、寝室に用いる色は目に優しくリラックスできる色にしましょう。
グリーンやブルー、ブラウンなど自然の中にある色は、鎮静作用があり人の心を癒してくれますので、寝室に取り入れたい色です。反対に避けたい色は、レッドやイエロー、オレンジなどの原色。鮮やかな色は交感神経を刺激し、眠りを妨げます。どうしても寝室に取り入れたいなら、差し色として使う程度にしましょう。
寝室の最適な温度は16〜19℃で、湿度は50〜60%が快適だと言われています。この温度と湿度を保った寝室にすると、入眠がスムーズになり熟睡しやすくなります。
夏の暑い日や冬の寒い日は、就寝時間前にエアコンを入れておくと、不快な思いをすることなくスムーズに入眠できるようになります。夏場などエアコンを一晩中つけっぱなしにする場合は部屋が乾燥しやすいので、加湿器を入れ、一定の湿度を保つようにしましょう。
また、梅雨時期は布団に湿気が溜まりやすいので、布団乾燥機を使ったり、除湿器を使ったりして対策を行うと快適になります。
寝る前に蛍光灯や白色電球のような明るい光を浴びると、眠りの質を高める上で必要なホルモンの「メラトニン」の分泌が抑えられ、寝つきが悪くなってしまいます。よって、寝室の照明は電球色のような暖色系の柔らかい色にしましょう。
寝室のシーリングライトは、色味と明るさが段階的に調整できるものをおすすめします。寝室の書斎などで作業をするときは昼光色、寝る前には電球色と使い分けができ便利です。
JIS照度基準によると、寝室の照明の明るさは10〜30ルクスが適切だとされています。シーリングライトを使わず間接照明にすれば、部屋が明るくなりすぎません。間接照明は空間に陰影ができることで部屋に立体感が出て、部屋を広く見せる効果があるので、狭い寝室にも適しています。
植物には人を癒し、リラックスさせる効果があると研究で証明されています。また植物には空気清浄効果も。ホルムアルデヒド、キシレンなどの有害物質を取り込み、カビ胞子やバクテリアを除去します。植物を多く置いたほうが置かない部屋より50〜60%もカビ胞子が少なかったという研究結果も。
おすすめの植物は、アロエベラやサンセベリア。2つとも夜に二酸化炭素を吸い、酸素を放出する植物です。ただし、日が当たらない寝室の場合、土にカビが生えやすくなるので、定期的に日光に当ててやることが必要です。
よい香りは人の心に作用し、気持ちを穏やかにし、リフレッシュさせる効果があります。心地よい眠りに誘う香りもあるので、寝室で使うとよく眠れるでしょう。
ラベンダーは心をリラックスさせる香りとしてよく知られています。オレンジの香りは、リフレッシュ効果があり、元気で前向きな気持ちに。カモミールは、神経鎮静効果があり、気持ちが落ち着かないときに向いている香りです。
ピローミストのように気軽に香りを楽しめる商品もあるので、気分によって変えてみることをおすすめします。
寝室は風水の影響を受けやすい場所と言われています。なぜなら、寝室は一日の中で最も長い時間を過ごす場所であり、一日の悪い気をリセットし、明日に向けての気を蓄える場所であるからです。せっかくならレイアウトを整える際に、風水も取り入れて運気アップを目指しませんか。
ここからは、風水を寝室に取り入れる方法を具体的に見ていきましょう。
枕の方位によって、運気の種類が変わります。自分が必要とする運気によって、枕の方位をどこにするか決めるのがよいでしょう。
風水的に一番よいとされる方角です。西からもたらされた金運を蓄えられ、金運がアップします。また、気の流れは北から南であり、その流れに沿うことでよく気が吸収でき、安眠効果もあります。
活動的になりたいときにおすすめの方位です。対人関係が多い仕事や芸術関係の仕事に就いている方は、この方位が向いています。しかし、直観が冴える方位のため、寝つきの悪い方、不眠症の方には、せわしなく感じるでしょう。
東は太陽が昇る方位であることから、元気が出る方位です。また、成長や発展を象徴する方位でもあるので、仕事や勉強で成果を出したい方におすすめの方位です。
西は娯楽運を象徴する運気です。商売繁盛し、金運がアップ、恋愛運にも期待できます。また、太陽が沈む方位であり安眠効果がありますが、気持ちが落ち着きすぎてしまうので、エネルギッシュに動きたい人には向かない方位です。
寝室の方位と相性の良い色をご紹介します。寝室の方角は、家の中心からみた寝室の位置で考えます。
北は悪い気を流してくれる「水の気」が強い方位とされています。冷たいイメージの「水の気」とバランスを取るため、ピンク、淡いイエロー、黄緑などパステルカラーを用いると、温かみがある寝室となります。
南はエネルギッシュになる「火の気」を持つ方位です。人気運が高まる華やかな方位ですが、活動量が多くなり落ち着きには欠けるので、緑色の寝具や観葉植物を用いると、心が安定し穏やかな気分になるでしょう。
東は仕事運をアップさせる「木の気」がある方位です。「木の運」と相性がいいのは、ブルーや淡い水色、緑です。ゴールドやオレンジなどの褐色は、朽ちた木を連想する色なので避けましょう。
西は「金の気」を表す方位です。イエローやクリーム色は「金の気」と相性がよいとされており、金運アップの効果をより高めてくれます。西は太陽が沈む方位で、人によっては気がふさぎやすくなります。明るい色を用いて気持ちを明るくしましょう。
風水の効果を高め、より運気をアップしたい方は、寝室に下記のものを置くとよいでしょう。
風水では、足元を冷やすことはNGとされています。寝室にはラグを敷き、足元を暖かくしましょう。ベッドから降りたとき、足がつく位置にラグを敷くことがポイント。ラグはなるべく形が丸く、毛足が短いものを選ぶとさらに効果的です。
生花や観葉植物には、風水では悪い気を吸い取るパワーがあると言われています。しかし良い気を一緒に吸い取ってしまわないように、よく見える高い場所に置かず、低い位置に置くとよいでしょう。火と木の気をもつ「パキラ」、金の気をもつ「ポトス」「ガジュマル」がおすすめです。
窓は気が流れていく場所とされています。睡眠中に良い気が出ていかないように、レースカーテンを使い二重にしたり、薄いカーテンではなく厚みがあるカーテンにしたりするとよいでしょう。また、起床後は換気を行い、睡眠中に吐き出した悪い気を外に出して、空気を循環させましょう。
寝室のレイアウトは、まずベッドのサイズを選び、レイアウトのポイントを意識しながら、部屋のサイズを考慮して決めていきましょう。災害時のことを考え、家具を置きすぎないことがポイントです。
また、寝具の色に気をつけ、柔らかな色の照明や香り、風水などを取り入れると、よりリラックスできる寝室になるでしょう。
寝室のレイアウトを整えると、睡眠の質が上がり、翌日の仕事や家事のパフォーマンスが向上します。この記事を参考にして、よい環境に整えてみてください。
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