内装・間取り
おしゃれな部屋ってどんな床?床材の選び方とリノベーション事例
2021.10.16
内装・間取り
インテリア・暮らし方
2022.06.01
住まいの中でも重要な空間であるキッチン。マンションの購入や、中古マンションのリノベーションを考えたときに「今より使い勝手の良いキッチンにしたい」「オシャレなキッチンにレイアウトしたい」と思う人は多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、国内外のおしゃれなキッチンや使い勝手の良いキッチンを、解説とともに詳しくご紹介します!ぜひ素敵なキッチンインテリアを実現させるヒントを見つけてくださいね。
インテリアの参考にするなら、まずは海外のおしゃれなキッチンをのぞいてみましょう!すべてをまるごと真似することはできなくても、思いもよらない素敵なアイデアがたくさん見つかりますよ。
数多くの海外インテリア実例から、ここでは雰囲気の異なる3つのキッチンをご紹介します。すてきな印象を作り出すポイントを探してみてくださいね。
ホワイトと明るい木調をベースとした、ナチュラルな雰囲気のキッチンです。全体的に明るい印象ですが、床や足元の収納に色味を加え、腰より上は天井を含めてホワイトでまとめています。色の重心を下に持っていくことで、安定感のある空間演出ができます。
同じホワイトでも、木製の収納扉やタイルなど異素材をうまく使い分けています。キッチン全体が短調にならず、空間にいきいきとした表情が生み出されます。また照明や水栓のゴールドが、効果的な差し色アクセントとして、リズミカルな印象。料理をする時間も、ワクワクすること間違いありませんね。
モノトーンを基調とした、スタイリッシュなキッチン。鏡面仕上げで光沢感のある収納扉と、メタリック素材のきらめきが、クールな雰囲気を作り出しています。
床材、チェア、キッチン奥のアクセント壁は、それぞれ少しずつトーンの異なるグレーが使われています。抑揚のあるカラーバランスが、シンプルで冷たい印象になりがちなキッチンにほんのりとやわらかさを与え、居心地よい空間に。
あたたかなオレンジ色の電球は寛ぎの場を演出しますが、モダンでクールなイメージのキッチンならあえて白っぽい光を選んでもよいでしょう。
木目の内装材はナチュラルテイストになりがちですが、濃いブラウンとブラックを組み合わせることで、モダンな雰囲気のキッチンにコーディネートできます。落ち着いたモダンテイストは高級感があり、上質な雰囲気を演出してくれるでしょう。
紹介画像のように、床を明るい色にしてコントラストを強くすると、よりスタイリッシュなイメージになります。逆に床面を濃い茶色やダークグレーなど、暗めの色をチョイスするとぐっと落ち着いた印象に。
海外インテリアはとても素敵ですが、すべてをコーディネートに取り入れるのは難しいかもしれません。特にマンションキッチンではスペースにも限りがあり、憧れのインテリアを真似しても、思ったようにならないことも……。
そこでここでは、オシャレなマンションでの施工例や、収納スペースを上手に使ったキッチンをご紹介。海外インテリアで見つけたヒントを生かしながら、さらに実用性を備えたキッチンをじっくり見てみましょう!
生活の中で、なくてはならないのが収納スペースです。とくにキッチンは、調理器具や食器など「物が溢れるほどある」という家庭も少なくありません。
そんな人に便利なのが背面収納です。なんとなく吊戸棚を設置するよりも、ひと手間かけてこだわりの背面収納を目指しましょう。
高級感のある素材が特徴的なアイランドキッチンです。キッチンとの隔たりがなく解放感があり洗練された印象になります。キッチンカウンター側と背面収納の素材感を統一することで、まとまりがあるすっきりした空間に。
ダイニングから見える背面収納は、それ自体がインテリアを構成するアクセントになります。キッチンだけでなく、リビングダイニングからの視線を意識してカラー・素材をコーディネートしてください。
「スペースが限られている」という場合でも、工夫次第でインテリアと収納力の両方を叶えられます。こちらの事例のように、壁面にヘリンボーン風のアクセントクロスを採用すれば、カフェ風インテリアが叶います。ダイニングやリビングとの相性も抜群です。
また、可動棚を設置することで持っているアイテムに高さを合わせられるため、使い勝手が良く収納力が高まりますよ。
こちらは、モザイクタイルが施されたハイセンスなキッチンです。背面収納には、同じモザイクタイルで便利なカウンターを設置。使い勝手の良さだけでなく、インテリアも重視したレイアウトとなっています。
キッチン台や背面収納の素材にこだわることで、インテリア小物を置かなくても自然にオシャレな空間を作れます。
こちらは落ち着いた印象のキッチンです。「家族が多く、物が溢れている」「料理にこだわりがあって調理器具が多い」という人は、大きなカップボードがおすすめです。
また、キッチン台やカップボードと合わせた木目調の板を天井にも施すことで、ワンランク上の遊び心豊かな空間演出ができますね。
照明はキッチンだけでなく、インテリアの印象を左右する大切なアイテムです。キッチンのタイプや部屋の大きさ、ダイニングやリビングとの相性を考慮して、すてきなライトを選びましょう。
天井から吊るように設置するのが「ペンダントライト」です。こちらのアイランドキッチンは存在感がありますが、フローリングとの相性を考えて落ち着きのある雰囲気に統一されています。
そのため、ペンダントライトをアクセントにしているのです。立体感のあるペンダントライトを採用することによって、メリハリのあるコーディネートとなっています。レンジフードのカラーともマッチしており、とても相性が良いですね。
天井に光源を埋め込んだタイプのライトを「ダウンライト」といいます。照明としての存在感を出さず、天井をフラットに見せてくれます。
リビングダイニングにスポットライトやデザイン性の高いペンダントライトを使う場合、キッチンはダウンライトですっきりさせましょう。空間を広々と見せることが可能です。
ステンレス製でスタイリッシュな印象のオープンキッチンには、存在感のあるペンダントライトを採用。ブラックが生きる直線的なデザインで、キッチン全体のアクセントになっています。
キッチンの印象は、壁紙のセンスも大きく影響します。暖色なら和やかで温かみのある印象に、寒色であればクールでスタイリッシュな印象を演出できるでしょう。
リビングやダイニングと似たものにしたり、アクセントになるような柄物の壁紙を選ぶなど、全体のコーディネートを楽しみましょう。
セミオープンタイプのキッチンは、ダイニング側からの印象に遊び心を持たせられます。キッチン裏にこだわって室内全体をオシャレに演出したい人は、レンガ調のタイルがおすすめです。あれこれ小物を飾らなくても、壁紙だけでオシャレな雰囲気を作れますよ。
北欧テイストが好みの人は、ダイニング側から見たキッチンにくすみブルーのアクセントクロスを施してみてはいかがでしょうか?明るい色味はナチュラルな北欧スタイルにマッチして、印象的ながらもやさしい雰囲気になりますね。
リビングやダイニングとトーンを合わせれば、統一感のある居心地の良い空間を作れます。こちらの事例は、グレートーンの内装を基準としているため落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
また、このキッチン台はリビングダイニング側にも収納が付いているため、使い勝手抜群です。散らかりがちな小物を収納すれば、お部屋がすっきりとした印象になるのではないでしょうか?
こちらはブラックを基調とした、シックな内装のキッチンです。キッチン側の壁紙は白を採用し、コントラストをはっきり見せています。一方、リビングダイニング側は、グレーの壁紙でにぶく落ち着いた印象に。メリハリの効いたカラーコーディネートがハイセンスな空間を彩ります。
「キッチンにオシャレなカフェのような空間が欲しい」「ダイニングテーブルを設置する予定はない」という人は、カウンター付きのキッチンを検討してみてはいかがでしょうか?
カウンターがあれば、イスを置くだけでカフェやバーのような空間に早変わり。目の前にカウンターがあれば、食事を配膳する手間も省けますよ。
こちらはナチュラルな風合いが特徴的なキッチンです。対面式でカウンターが付いているため、キッチン側とコミュニケーションが取りやすいといった特徴があります。
お子さんがいる場合は、目の届きやすいカウンターで勉強しても良いですね。
こちらは、コンパクトで作業効率の良いL型キッチンにカウンターが付いています。コンロは壁側に設置されているため、カウンター側が油で汚れる心配もありません。
リビングのレンガ調のクロスに合わせて、木目調のナチュラルなカウンターチェアを合わせることで、おしゃれなカフェ風インテリアが実現できます。
毎日使うキッチンですから、使い勝手にはこだわりたいですよね。しかし、マンションのキッチンには「Ⅰ型」「L型」「II型」タイプのキッチンがあり、ライフスタイルによって合うキッチンが異なります。
そこでここからは、それぞれのキッチンの特徴やレイアウト別の実例をご紹介します。実際にキッチンに立つ姿を想像しながら、使い勝手を確認してみましょう。
マンションのキッチンで一般的なのが、キッチンのコンロやシンクが一列になっているⅠ型タイプです。Ⅰ型タイプのキッチンは対面式・非対面式の両方で採用されます。
狭いスペースでも設置できる反面、横への移動が基本のため、少し生活動線が悪くなってしまうといった特徴があります。Ⅰ型キッチンのレイアウト実例は以下のとおりです。
こちらは、セミオープンタイプのⅠ型キッチンです。部分的にクローズとなっているタイプのキッチンを指します。
調理台やシンクよりも高いカウンターを設置することで、手元が見えないといった利点があります。また、コンロ側の壁をクローズにすることで、油はねやニオイの広がりを防げます。
フルオープンタイプのⅠ型キッチンは、解放感があり広々とした印象を与えます。また、このような左右どちらかの面が壁に接しているキッチンを「ペニンシュラキッチン」と呼びます。
対面式のオープンキッチンのため、リビングやダイニングにいる家族とのコミュニケーションがとりやすいといったメリットがあります。しかし、フルオープンのため調理中の油はねやニオイが気になるかもしれません。
黒に塗装された鉄と無垢の木材で作り上げた、デザイン性の高いキッチンです。
白の壁紙にフローリングというシンプルな空間も、このウッド系フレームキッチンを置くことで、引き締まった空間に!
フレームや棚板など、最小限のパーツで構成される無垢材キッチンは、一気に部屋のグレードを上げてくれます。
こちらは、Ⅰ型キッチンのクローズタイプです。独立しているキッチンであれば、各フロアとのメリハリがつきます。とはいえ、キッチンにこもってリビングの様子がうかがえないと不安ですよね。
クローズタイプのキッチンでも、このような小窓があればコミュニケーションをとりながら調理できるため安心です。小窓からできた料理を出せるため、配膳で行き来する必要がないので良いですね。
L型のキッチンは、シンクやコンロ、作業台などがL字に配置されたキッチンです。どちらも壁に面している壁付けタイプと、一面のみが壁に向いている対面タイプがあります。
L型キッチンのメリットは、キッチン内での大きな移動が不要なため、作業効率が良いことが挙げられます。しかし、Ⅰ型キッチンのように背面に収納スペースを確保しづらいため、炊飯器や電子レンジなどの家電を設置するスペースが足りないといったデメリットもあります。
こちらは、対面のL型のキッチンです。ダイニングやリビングにいる家族の様子を見ながらシンクで作業をおこなえます。コンロは壁に面しているため、室内への油ハネの心配がありません。
体の向きを変えるだけでシンクにもコンロにも手が届くため、効率よく調理できるのではないでしょうか?
こちらはⅠ型キッチンのようにも見えますが、コンロのみ壁に面したL型キッチンです。シンクと作業台が対面タイプのため、解放感を感じられます。キッチン幅が広ければ、背面に収納棚を設置することも可能です。
キッチンスペースを広く確保できない場合は、ホワイトで統一することによって明るく広々とした雰囲気を演出できます。コンパクトなL型キッチンは、後ろを振り向くだけですぐに冷蔵庫を開けられるため、とても便利です。
ブラウンでコーディネートされたL型キッチンは、高級感が溢れます。また、こちらのタイプは壁に向いている一面が柱によって死角となり、雑多な印象を隠せます。来客が多い人は、様子をうかがいながらも、手元を隠しながら調理できるので安心です。
シンクや調理台、コンロなどの台をキッチンに2本並列させるタイプをⅡ型キッチンといいます。シンクや作業台をダイニング側に設置することで、対面キッチンとしてのメリットを活かせます。
そしてコンロを後ろの壁側に設置することで、油ハネを防ぐことが可能です。L型キッチンと同じくキッチン内での移動距離が少ないため、効率よく作業できるのではないでしょうか?
しかし、並行した2本のキッチン台が設置されているため収納スペースが少ないといったデメリットもあります。
こちらは、1LDKの限られたスペースを有効活用しているⅡ型キッチンです。コンロのみ背面の壁付けのため、油汚れの範囲が広がりにくく使い勝手の良い空間となっています。キッチンの幅をしっかり確保しておけば、食洗器の設置も問題ありません。
こちらは、リビングやダイニングとの一体感がありながらも、手元を隠しながら調理できるセミオープンタイプのⅡ型キッチンです。
シンク側だけでなく、コンロ側にも作業スペースが確保されているため、広々とした空間で快適に調理できます。収納スペースの問題は、吊戸棚を設置することで対応できます。
こちらは、リビングやダイニングから独立した空間として設置されている、クローズドタイプのⅡ型キッチンです。この事例のように、2本のキッチンが繋がっているタイプを「コの字型」「U型」とも呼びます。
独立型のキッチンは、調理や片付けに集中したいタイプの人におすすめです。また、コンロがダイニング側、シンクが壁側に設置されているため、シンクや作業台が散らかっていてもリビングやダイニングから見えない点が特徴です。
マンションのキッチンは、リビングやダイニングと同じ空間に設置するケースが多く、その使い勝手やインテリアに悩みますよね。
キッチン台にもさまざまな型があるため「家族の顔を見ながら料理したい」「すぐ散らかるので目隠しが欲しい」など、自身の生活スタイルに合わせたタイプを選びましょう。
《関連記事》
おしゃれで快適な3LDKの間取りで暮らす!ライフスタイル別の間取りやレイアウト・物件選びのコツまで徹底解説
mitaina user voice ~経営者ならではの悩みを解決しながらたどりついた、価値ある住まい~
カテゴリーから検索